100均の容器で無水エタノールは保存可能?HDPE素材のアルコールの耐性は?

携帯用に持ち運びたい、エタノールやアルコール。
携帯用にする容器は何が使えるのか不安ですよね!
ちなみにダイソーなど100均で販売されている容器、エタノールやアルコールを入れても使える容器はあります。
ただし、素材によっては容器が膨張したり溶解したり破損したりしますので、素材選びだけは必要になります。
実は容器とエタノールもしくはアルコールとが化学反応してしまうからなんですね!
化学反応とは、違う物質が混ざり合ったときにおこる変化のことをいいます。下手をすれば爆発することもありますが・・・。
100均の容器にエタノールやアルコールを入れて、そんな危険な目に合うことは、ほゞありません。
あるとすれば、容器が解けてアルコールが漏れ出したところにスマホがたまたまあれば・・・・ぐらいでしょう。
100均に限らず「アルコール不可」と記載されている物は、アルコール度数が高い液体には対応していない素材で出来ている容器ですと教えてくれているんですね。
容器に使われている素材の多くは、PP(ポリプロピレン)・PE(ポリエチレン)・PET(ポリエチレンテレフタレート)が見られます。
でもどれが使えるのか分かりませんよね。
ちなみに市販されているエタノールやアルコールの容器はPP・PEの素材で作られている容器に入れられています。
もし容器があればチェックしてみて下さい。
PVCやPETなどでもアルコールに対応している場合もありますが、アルコール濃度についてもチェックが必要です。
梅酒やウイスキーなど飲めるアルコールの度数ぐらいなら使用できる可能性が高いですが、消毒液のように高濃度になると不明です。
無論、高濃度のアルコールに対応していると明記されているのであれば、メーカーを信じるほかありません。
じつは、販売されている容器の素材表記の中には、「PET+PE」とか「PET+PP」などと表記されている物もありますね。
実は、PEやPPだけで製造すると100均(商品によります)では、もうけが無くなるどころか、はほゞ赤字になってしまいます。
そこで作るよりもPETと組み合わせて製造することで、100均で販売するために製造コストを下げているんですね。
どのように製造されているかと言うと、素材の中心はPETで製造し、その周りにPEやPPでコーティングを施し、対アルコール容器を製造しています。
これで100均でも販売することが可能な容器が出来るんです。
ちなみにコーティングしているPEやPPは大丈夫なのか気になりますね。
もちろん100%PEやPPで作られている物と比較すれば、万が一製造工程でコーティングミスがあれば、どうなるかは不明です。
ただ、今のところ大きな話題になっていないところを見ると、「PET+PE」とか「PET+PP」と表記され、高濃度のアルコール対応とされているのなら、使用できると考えられますね。
なのでどうしても不安な場合は、PPもしくはPEと表記されている容器を選んで購入しましょう。
PPとPE素材で出来ているのなら、ほゞ安全に使用できます、もちろん、どうしても心配なら蓋やスプレー用のノズルなどもPPやPEなどの素材で出来ている必要がありますね。
ちなみにPVC(ポリ塩化ビニル)は、硬質タイプのみ使用可能とされています、軟質タイプは使用できませんので注意してください。
PET(ポリエチレンテレフタレート)は、基本使えないと思っておきましょう。
ただし「使用上の注意書き」に、「アルコールの使用可能」と書かれている物もありますので、「内容文をしっかり確認」しましょう。
そこで気になるのが100均で販売する携帯用や詰め替え用のボトルになりますね。
HDPE(高密度ポリエチレン)素材はアルコール対応?
じつはHDPEという素材で出来た容器があります。
HDPEは、ポリエチレン(PE)と比較し硬い性質です。
そのため耐水・耐薬品性に優れ、ポリエチレンの中で最も高い剛性が認められているため、広い分野で使用されています。
100均では、あまり見かけないかもしれません。
アルコールに対しても、耐久性が認められています。
100均の容器にエタノール入れても大丈夫?
100均で販売する携帯用や詰め替え用のボトルの多くは、「アルコール不可」とか「「アルコールには使用できません」などと記載されている物が大半ですね。
中には「アルコール使用可」と言う物もありますが・・・。
いずれにしても100均で販売する商品はたくさんありますので、高濃度エタコールやアルコールを入れる場合には、商品の素材を確認するか「使用上の注意」をよく読むしか方法はありません。
仮に確かめずに容器に入れた後で、使えない素材だと気づいた場合には、アルコールが勿体ないかもしれませんが下水に流しましょう。
理由は、対応不可の容器に入れたことで、品質が低下している可能性が高いからですね。(化学反応を起こしている可能性がある)
たとえ見た目に同じでも、それは人の目によるものです。
顕微鏡などミクロの世界で見れば変化していることでしょう。
なので必ず容器の素材や注意書きは必読です。
それさえ出来れば、100均で販売する容器にもエタノールやアルコールを詰め替えて使用することは可能ですね。
エタノールやアルコールが入る容器を売っているところは?
エタノールやアルコールが入る容器を売っているところは、100均やホームセンターなどでも購入できると考えます。
ただしPPやPEといった素材かどうかは店によって違いますね。
そこでネット通販やオンラインストアなどの通信販売で、高濃度のエタノールやアルコールが入る容器がないか探してみましたので、ご紹介しておきます。
近所でも購入できる可能性がありますので参考になさってみてください。
HDPE(PE) アルコール 容器
アルコール対応 濃度99.9%まで対応している容器になります。
MADE IN JAPAN スプレーボトルで噴霧タイプになります。
アルコール対応スプレーボトル30ml×3本セットになります。
ミニ スプレーボトル 30ml 5本セット 携帯用
素材:PE(ポリエチレン)
用途:液体散布
・アルコール/次亜塩素酸消毒液
・化粧水
・アロマ
・プランティング霧吹き 等
【容量】
30ml
【サイズ】
全長:約100mm(10cm)
ボトル:約60mm(6cm)※ボトル口部分は含まず
厚さ:約30mm(3cm)
生産国 中国製
まとめ
100均の容器にエタノール入れても大丈夫?HDPE素材はアルコール対応?についてお伝えしました。
携帯用の容器が100均で購入出来たら、とってもお値段的に助かるのですが、容器の素材が分からない時もあります。
確認できるのであれば100均でも大丈夫だとは思いますが、不安な方はホームセンターや薬局などで探してみてもいいですね。
また大手通販サイトでも販売されているようなのでぜひ参考になさってみてください。
HDPE素材の容器が近くで見つかるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。