秋芳洞の楽しみ方と所要時間について

今回は、鍾乳洞と呼ばれている中でも日本三大鍾乳洞(しょうにゅうどう)と呼ばれている特別天然記念物である「秋芳洞(あきよしどう)」についてお伝えします。
秋芳洞は、日本屈指の大鍾乳洞で現在知られているだけで総延長約9kmあります。
そんな秋芳洞の魅力とは一体どのようなところなのでしょう。また大鍾乳洞になったいきさつは?
目次
秋吉台の地形
秋吉台は、カルスト地形です。
カルスト地形は石灰岩層が長い年月をかけて厚く堆積して出来上がっています。
又、カルスト地形では石灰岩の成分である炭酸カルシウムが、空気中の炭酸ガスを含んだ雨などの水分で溶解されていき、ポリエ(平坦な窪地(くぼち))などが自然の恩恵で出来上がります。
ポリエは日本語で溶食(ようしょく)盆地と呼ばれています。
ただ雨水によって造られるのは盆地だけではないんです。
雨水が大地からしみこみ地下にたまった地下水の水位の変化により石灰岩が溶かされ空洞が出来上がり、壁や天井、床などに鍾乳石を形成するんですね。
そのようにして長い年月をかけて秋芳洞が出来上がってきたのです。
地質調査によると秋吉台からは海に生息していた古生物の化石が見つかるそうです。
そんな秋吉台には秋芳洞を含め約500近い鍾乳洞が発見されています。
その中には、縦横無尽の形があります。横の場合ならまだしも縦の場合は考えただけでも身震いします。
やはりカルスト地形が織りなす無数の鍾乳洞が魅力なのでしょう。
また、正面入口の大きく開いた個所は長い年月をかけて空洞になったパノラマが映り込みます。これが大鍾乳洞と呼ばれていることなのでしょう。
秋芳洞の入り口
秋芳洞には入り口が複数あります。
秋芳洞正面入口からの上りコース
こっちが正面入り口#秋芳洞 pic.twitter.com/pDRlGYh4Qe
— 源太 (@ninjanogenta) April 29, 2019
公共機関を利用して訪れる場合に停留所から一番近いのは正面入り口になります。
秋芳洞の入口への道のりには商店街などがあります。
どのようなものが売られているか眺めてみましょう。購入してしまうと荷物になるの注意しましょうね。
商店街をぬけ自然の中を少し歩き続けると正面入り口につきます。
正面入り口からのコースは、上りコースになっております。ゆっくりと探索をおこなってみましょう。
もしも入り口から入って青天井の名所のあたりで「冒険コース」が気になってしまったら、冒険してみることをおススメします。料金は300円追加が必要になります。
はしごを上ったり鍾乳石の間を進んだりと冒険を味わうことが出来ますから体力があるうちに体験をしておきましょう。
もちろん折り返して帰り道に体験をしても大丈夫です。
黒谷側の入り口を目指して洞窟内を堪能していきましょう。
秋芳洞黒谷入口からの下りコース
下りのコースを先に味わいたいなら、黒谷の入口をお勧めします。
駐車場も商店も閑散としている時期もありますので迷わず秋芳洞黒谷入口を目指しましょう。
入った瞬間は、?ここどこになるかもしれませんが迷わず進みましょう。
しばらく進むと鍾乳洞の景色が迎えてくれます。
正面入口を目指して洞窟内を堪能していきましょう。
カルスト展望台から5分ほどのエレベータコース
秋芳洞の「千畳敷」の付近で秋吉台のカルスト展望台へ徒歩5分の場所へ出られるエレベータが設置されているところがあります。
天候の良い日などは、カルスト台地の展望台を目指してみてはいかがでしょうか。
もちろん秋芳洞の観覧券を出入り口で見せれば再入場は可能なので安心してくださいね。
秋芳洞の長さ
山口県美祢市の秋芳洞(あきよしどう)の総延長約9kmの長さのうち観光できるのは約1kmほどですが日本最大級の鍾乳洞になります。観光できるのは支洞の一部です。
おススメは、洞窟で生活している生物を観ることが出来ることなんですね。また百枚皿等も有名です。
さらに2017年には、秋芳洞の上層に新たな空洞が発見されました、その空洞は迷路のようになっており冒険者の熱意が熱くなるでしょう、その後の調査が楽しみです。
豆知識
ちなみに冒頭でお伝えした日本三大鍾乳洞と言われているのは、現在知られている日本の魅力的な鍾乳洞が呼ばれているのです。
他の素晴らしい洞窟は以下の2つになります。
高知県の「香美市」にある龍河洞の総延長は「約4kmの長さ」があるんですね。
実際に観光できるのは、その中の安全な約1kmほどですが。
なんと、冒険スタイルになって冒険できるコースがあるんです。
岩手県下閉伊郡岩泉町の龍泉洞(りゅうせんどう)は総延長約3.6kmほどのうち観光できるのは約700mほどですが、現在発見されている地底湖のうち「3つ」も堪能できるんですね。
おススメは、世界有数の透明度を誇る地底湖とそこに生息する生き物ですね。
秋芳洞の生物
秋芳洞の中には川が流れています。水中には秋芳洞のような環境でしか住めない生物を拝めることが出来ます。
ただし、大きさもなく暗い中での探索は難しいかもしれません。
発見したい方は、明かりの準備をしていきましょう。
秋芳洞の皿
長い年月をかけて洞穴の中腹から流れ出た水の波紋の端の石灰分が沈積し出来上がった段からは多くの皿を積み上げた景色が目に映えます。
もちろん、百枚皿と名付けられていますので皿と捉えてもいいし、いくつもの段の組合せに捉えてもいいし好きなように観てみましょう。
ただ、その光景は素晴らしいものです。
秋芳洞の黄金柱
見上げるだけでも絶景なのに、さらに鍾乳石の造形柱は驚きをひきつけます。
ここは自身の目で堪能するほかない場所ですね。
秋芳洞の所要時間
秋芳洞を網羅して堪能するには約40分ほどで可能なのですが、実はそれは片道のことです。
駐車場などに車を止めている場合は往復しなければなりません。
つまり往復で1時間30分ほどを予定しておきましょう。
もちろん季節や曜日によっては出入り口に循環バスがありますので確認しておくことをおススメ致しますが便数は、めちゃ少ないです。
時間によっては見学の途中で引き返したりしましょう。
秋芳洞を楽しむために
秋芳洞内は年間を通じて17度くらいの温度ですが、人によって体感温度は変わります。
また、洞窟内は濡れており地面などが見えにくい状態です。
滑りにくい靴など安全なスタイルで楽しみましょう。
秋芳洞へのアクセス
秋芳洞へのアクセス方法です。
秋芳洞は山口県美祢市にあります。
公共機関を利用して訪れることが出来ます。
ですが便数は1時間から2時間に1本と覚えておきましょう。
ちなみに場所はこちらになります。
そしてなによりも車を止める駐車場が気になります。
秋芳洞の駐車場と料金情報
市営秋芳洞第1駐車場(有料)
行楽シーズンには常に満車に近い状態になります。朝早く到着すれば駐車も可能でしょう。
市営秋芳洞第2駐車場(有料)
第1駐車場よりは混雑しにくいですが、第1駐車場の台数に比例して増加します。
直接第2駐車場へ向かっても問題ないと思います。
秋芳洞正面入口までの所要時間は同じくらいでたどり着けます。
カルスト観光堂駐車場(有料)
市営の第1駐車場の近くにあります。
お土産店の駐車スペースになります、数台の駐車スペースしかありません。
運よく駐車できた場合は、お土産(500円以上)を購入してみてはいかがでしょう。
駐車料金が無料になります。
洞口荘駐車場(有料)
市営の第1駐車場と道を挟んだ反対側にあります。
数台しか駐車スペースがありません。
運よく駐車出来ることが出来たらラッキーだと思いましょう。
その他の有料駐車場
秋芳洞正面入り口までには、店舗の駐車場や敷地を活用した民間の駐車場が季節により出現します。
料金は最高でも300円程度です。
ただし、駐車スペースはいずれも少ないため争奪戦になります。
注意しなければならない点は、土産店や食事ができるお店などが多いため自分のお店の駐車場へ導く方がいます。
料金的に気にしないのであれば活用してみましょう。
秋芳洞エレベーター駐車場(無料)
無料ということ秋芳洞のエレベーター口の入り口に数分でいけることなどが利点です。
ただし、正面口から秋芳洞を堪能したい方にはおススメ致しません。
秋芳洞の途中への入洞になりますので、秋芳洞へ何度も行ったことがある人向けの駐車スペースになります。
秋芳洞黒谷口駐車場(無料)
無料ということ黒谷口の入り口に数分でいけることなどが利点です。
ただし、正面口から秋芳洞を堪能したい方にはおススメ致しません。
秋芳洞の観光終焉から入洞になりますので、秋芳洞へ何度も行ったことがある人向けの駐車スペースになります。
まとめ
今回は、日本三大鍾乳洞の一つ東北地方の山口県にある「秋芳洞」にスポットしてみました。
大鍾乳洞の大きさを直に感じてみましょう。世界観が変わるかも。
今見れるものは、今のうちに堪能しましょう。
ありがとうございます。