ボリソフ彗星が接近日本へはいつ?尾の長さは地球の何倍なの?

ボリソフ彗星は、ウクライナのアマチュア天文学者、ゲナディー・ボリゾフ氏が2019年8月30日の夜明け前にクリミア半島のクリミア天体物理天文台で発見しました。
ついに12月8日夜、ボリソフ彗星は太陽に最接近します!待ってました!
気になるのは、日本を含め地球への最接近はいつなのか?彗星ならではの尾の長さは地球の何倍なのか知りたくなりました。
太陽系を通り過ぎる天体の可能性が極めて高い「恒星間天体」です。軌道の種類は「双曲線軌道」になります。
恒星間天体としては2017年に観測史上初のオウムアムア以来になりますね。
恒星などの天体の重力に束縛されず、銀河系内を公転している天体の総称
引用元:コトバンク
ワクワクしますよね天体って、ボリソフ彗星についていろいろ気になって調べてみましたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
ボリソフが発見したのは彗星!尾の長さは地球の何倍なの?
観測史上2例目の恒星間天体、新発見のボリソフ彗星 – アストロアーツ https://t.co/wpYFzJcIei @AstroArtsさんから pic.twitter.com/JzX8Tdo37e
— アストロアーツ (@AstroArts) September 21, 2019
2019年9月14日カナリア天体物理研究所のカナリア大望遠鏡による分光観測による分析結果から。
太陽系で形成された彗星のスペクトルと酷似した同様の組成をもつ可能性が高いそうです。
ボリソフが発見したのは太陽系外で形成された彗星ではないかと考えられています。
ボリソフ彗星、太陽系外から飛来した恒星間天体か https://t.co/Y4mwi1ZYoW pic.twitter.com/wzZ3LrSBWo
— ワールドクライシス世界の出来事 (@crisislifecycle) September 14, 2019
ボリソフ彗星は速度が速すぎて太陽の引力にはとらわれないことが、暫定的ですが天文学者たちによって確認されています。
つまり、太陽系を通り過ぎちゃう可能性が高いわけですね。
ボリソフ彗星の大きさは、今までの観測結果から数キロとされています。また彗星の核を取り巻く塵やガスなどコマが存在することも確認されていますね。
現在ボリゾフ彗星は太陽に近づいています。
現在観測できている中でお伝え出来るのは、ボリゾフ彗星の尾の長さです。
ボリゾフ彗星の尾の長さは地球の直系の約1万3000キロの14倍で、おおよそ18万2000キロほどの長さになります。
尾は彗星の核から報室されたガスやちりで出来ているんですね!
尾の長さについては11月下旬に、アメリカのイェール(エール)大学のチームがハワイの望遠鏡で撮影に成功したことから確認できたようです。
ボリソフ彗星が接近2019日本へ最も近づくのはいつ?
近日点に接近中の恒星間天体ボリソフ彗星(C/2019 Q4 (Borisov)
Tom Dunnさんの軌道シミュレーターhttps://t.co/SAD2ZFIKC1による、最新の軌道要素を使った運動の可視化 https://t.co/npi3ReeTlh
— MASA Planetary Log (@MASA_06R) September 23, 2019
彗星のように飛来してくる星で一番気になるのは、身近に接近する日ですよね。
太陽や地球に最接近するのはいつなのか?気になりますよね。
恒星間彗星C/2019 Q4 (ボリソフ彗星)と、オウムアムアの比較だって https://t.co/9Guna47uoM
— トリウマ (@gekkou583) September 13, 2019
ボリソフ彗星の速度は時速15万キロ。かなり猛スピードの天体だそうです。
現在観測できているデータからのシミュレーションの結果です。
2019/08/30にアマチュア天文家によって発見された太陽系外からやって来たと思われる長径10kmという恒星間飛行物体(彗星ボリソフ C/2019 Q4)は、現在、太陽系内惑星に接近中だ。火星ー木星間を北極方向から南極方向に縦断するようだが、近日点は12/07、近地点は12月末と判明、いずれも3億kmまで接近 pic.twitter.com/RJggdQO9cy
— 中津川 昴 (@subaru2012) September 12, 2019
2019年12月の8日から10日ごろ最も太陽に接近するそうです。距離にして太陽から3億Km。
以下12月7日に追記させていただきます。
ついに、ボリソフ彗星が太陽に最接近します!12月8日夜、予測していたとおり最接近です。
太陽からの距離約3億キロメートルのところまで最接近します、これも予定通りですね!
予測ができる地球人の技術力ってすごいですよね、感動してしまいました。
さらに地球に最接近してくるのは、2019年の12月28日あたり地球から約2億9000万キロのところまで近づくそうです。
数値だけでは、数が大きすぎてわかりませんよね!
約3億キロは地球と太陽の距離約1億5000万キロの役2倍にあたる距離になります。
地球から火星までの距離は約7億8000万キロありますので、地球を火星の間で地球よりの場所まで接近してくるんですね!
ボリソフ彗星が接近2019日本へ最も近づくのはいつ?目で観測できるか確認してみた!
今朝(9/16)04:02頃~の #ISS
EOS 60Da+f11mm F3.5+ISO1600+SKYGRAPHガイド露出10秒を17枚合成
立待月の月明かりの中 #国際宇宙ステーション が東の空を飛翔して行きました
〇の辺りに太陽系外からやって来ている恒星間彗星とされるボリソフ彗星C/2019 Q4 (Borisov) が。・・・
Good Morning
#mysky pic.twitter.com/HuRIc1bBTH— JR5EPQ”SHO” (@JR5EPQ) September 15, 2019
最接近するにはするのですが、どうもボリゾフ彗星は目視では見えないようです!
しかもボリゾフ彗星を見るためには、大型の望遠鏡が必要みたいですね。
ボリソフ彗星が太陽に最も近づくのは12月8日の夜になりますね!
またボリゾフ彗星が、日本を含む地球に最接近するのは12月28日を予定しています。
太陽までの接近が予定通りだったので、地球への最接近も予定通りになると思います。
また当初の観測結果から2020年の10月ごろまで、ボリゾフ彗星の観測は可能だそうです。
なので、ボリゾフ彗星は太陽系の中にいて、1年近くは観測できるわけですね、感動します!
さすが山口の彗星屋こと吉本氏
9月9日時点でもう「ボリゾフ彗星」をとらえてた!!
わい界隈の彗星屋さんは12月の15等級待ち、わいもw pic.twitter.com/NdFFcNPw0V— ふどう丸 (@cubefree1729) September 23, 2019
日本に限らずボリソフ彗星を観測するのなら大型の望遠鏡がある天文台へ出向くか、天文マニアに近づいてみましょう(笑)
まとめ
- ボリソフ彗星は観測史上2例目の恒星間天体だった
- ボリソフ彗星の速度は現在時速15万キロで飛来中
- ボリソフ彗星は2020年10月ごろまで観測できる予定
観測できる期間が1年近くあるボリソフ彗星。
天文学者だけでなくても興味がわいてきますよね。
12月に大接近するボリソフ彗星、いったいどんな彗星なのか知りたくなってしまいます。
探査衛星の打ち上げなどがあれば、追記させていただきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。